インシリコ毒性スクリーニングに関するみんなの広場


 

          
 CBI学会に新たに設立されました「計算機毒性学(Computational Toxicology)」研究会は、日本で最初の計算毒性学研究会として、多くの方々の注目を浴びております。

 「計算毒性学」研究会では化合物毒性に関する様々な問題を、研究会に参加された多くの方々と一緒に討論、勉強、情報交換する場の提供を目指します。
 本研究にご興味のある方々は、研究分野、研究内容、業務内容、スキルレベル、その他の様々な違いがあっても特に問題がありません。「計算毒性学」はその特徴から、様々なバックグラウンドを有する方々に集っていただくことが重要です。少しでもご興味がありましたならば「計算毒性学」研究会に参加いただければと思います。
 研究会の活動内容や、詳細なスケジュール等はキックオフミーティング時および以降の会議や皆様からのご意見等を参考に、順次決定いたしまして「計算毒性学」研究会のネットワーク等に報告させていただきます。順次関連情報等は本ブログにても公表させていただきます。

 計算機毒性学研究会に参加ご希望の方は、以下の「計算毒性学研究会設立報告および参加のお願い」をご一読ください。本資料に書いてありますように、参加のご意向を連絡いただければ、手続きさせていただきます。

2014/02/23

  インシリコデータが管理しておりましたインシリコスクリーニングブログは、ブログの名称を「楽しくて、失敗が無く、良く理解できるインシリコ毒性スクリーニング学習塾」とし、研究分野を超え、研究者や製造/販売等の多くの方々が気楽に参加でき、情報交換できる場を提供する新たなブログとして出発いたします。 

  先のブログにおいて記述していました内容は新ブログにおいても役に立つ内容なので、参考情報として残します。 ご参照ください。


旧ブログ案内文:   本ブログではタイトルにも書きましたように、化学多変量解析/パターン認識(ケモメトリックス)による仮想(インシリコ)ADME/Tスクリーニングに関する情報をアップ致します。主たる議論や大まかな情報は(株)インシリコデータのホームページに掲載されています。従いまして、このブログではインシリコデータのホームページで扱うことが難しい、細かな内容を主として扱う予定です。
  現在の薬理活性をターゲットとするインシリコスクリーニングはドッキングを基本技術として展開されています。従って、その基本原理から薬理活性以外の特性をターゲットにしたインシリコスクリーニングは実施できません。本ブログで議論する仮想(インシリコ)ADME/Tスクリーニングの基本技術は化学多変量解析/パターン認識(ケモメトリックス)です。従いまして、その適用範囲は薬理活性はもちろんのこと、ADME、毒性(安全性)、物性等のスクリーニングも実施可能です。これにより、インシリコスクリーニングの基本が大きく変化し、拡大します。また、動物実験代替法としての適用や、化合物安全性規制等に対応したインシリコスクリーニング等への適用も期待されております。
  多くの異なる分野の基礎知識を必要とする学際研究分野ですが、この基本技術をマスターすればさらなる応用が可能です。一例として機器スペクトル解析、法化学/法医学への展開、バイオ関連分野への展開等様々な分野への展開が実際に行われております。このブログを通じて、様々な研究分野で利用が出来、時代の変化に耐える研究技術の構築の一助になれば幸いです。